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【2周年】おりおりのいえから、地域へ。

【2周年】おりおりのいえから、地域へ。

おりおりのいえから、地域へ。 ~願いと活動の様子~

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今年度の目標の一つは、「地域へ出ていくこと」です。

おりおりのいえは、安心してまったり休める場所であり続けたいという願いがある一方、若者たちの孤立状態を避けるために、おりおりのいえの外の世界でも“信じられる大人”に出会えることや、愉しいと思える体験や活躍の機会が必要だと考えています。そして地域の方々からこの場を「理解」「応援」いただくことも、おりおりのいえがあり続けるために必要なことです。そのため、今年度は“おりおりのいえとして”地域へ出ていくことを企図して場にこもらないプログラムを展開しています。

今回のレポートではその一端をお伝えします。

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┃真夏の夜に…

 自治会入会のご挨拶ののち、あるとき地域の方からお電話をいただきました。地域の方が有志で立ち上げた夏の夜のお祭りがあること、おりおりのいえもお祭りの会場に面しているということで、「ぜひ実行委員として参画してほしい」ということでした。ありがたいお声がけです。

 個人でお店をされている方、遅くまで仕事をされている方、近所に住む学生さんらが平日の夜に集まる実行委員会。ご挨拶できていなかった地域の方々も多く、つながりの機会となりました。2024年度は荒天予報で開催が危ぶまれ、プログラムとしての参加は見送りました。ところが、準備時間になると快晴!!  お泊りの若者が櫓組のお手伝いや受付のお手伝いをさせていただき、その活気の良さに驚かされました。

 2025年度は 「リベンジ!!みんなで参加するぞ!」と意気込み、ヨーヨー釣りをおりおりのいえとして出店することにしました。 事前にリハーサルをしてみたり、当日スタッフを分担したり。何百人もが集まるお祭りは、人が多すぎてちょっと苦手意識を持つメンバーもいましたが、運営スタッフとして子どもたちに優しく教えたり、地域の方と交流できたり、なんだかほっこり心地よい疲れの時間に。お祭りの参加も楽しみ、夏の夜を味わいました。

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┃バザーに出店!!
 お祭りの実行委員会を機に、地域で行われるバザー企画を教えていただきました。こういうつながり、嬉しいですね。
 おりおりのいえユーザーは、手芸作品が得意なメンバーが多く、見てもらえたり販売させてもらえたりする機会があるといいなと考えていたところに、とても嬉しいご縁です。 災害時、ペットの同室避難のためのチャリティーバザーということで、バザー企画の主宰の方におりおりのいえまで来ていただき、身近な社会課題としてお話を聴かせていただきました。 
 当日は、オリジナルのポストカード、リメイクお洋服、編み物のコースター等、ささやかながら出品。 実際に手にとってもらい会話を重ねて買っていただくコミュニケーション、新鮮です。

そのほかにも、お点前体験にでかけたり、宿泊時に五山の送り火を見に歩いたり、少しずつお出かけ機会。
「地域の中で暮らす」を味わうように、これからも地域へ出ていきながら、若者たちといっしょに豊かに生活世界を拡げていきたいと思います。

➡ 11月3日、「ユスカル!」に出展、ロームシアター京都に行きます。